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2021年、あの日を振り返って Part3

さてさて昨日の続きとまいりましょう。

ようやくS病院の一般病棟での療養が落ち着き始めて1か月後、東温市のM病院へ転院となりました。何でも、この病院において、家に帰る前提でリハビリを兼ねた療養をするとのことで、その時のワタクシの心況は、決して楽観的なものではありませんでした。

再び、一般病棟で4人部屋、他の3人の患者さんたちは前にも増して意思確認が難しい人たち、そして新しく対応してくれる看護師さん、文字盤、あごで押すタイプのナースコール(数ミリずれるともうアウトです)、どれをとっても難敵だらけです(苦笑)。

これらを全てクリアしなければ明日はないのだ、と、萎えかけている我が心に呼びかけてみたものの、転院したその日からリアル、リアルの連続テレビ小説(笑)です。

ある夜中、あごのナースコールが数ミリずれていていくらやっても押せなくて、痰吸引に来てもらえず「これ、マジで息が詰まるかも」と、息を切らしながら結局朝方まで眠れなかった事もありました。

「Sさん、何でナースコール押さなかったの!」看護師Aさんの怒った顔。

「違うんだ、押せなかったんだ、分かんねえのか、このヤロー!」と心の中でむなしく怒鳴っていたたワタクシでした(苦笑)。

その病院は、看護師さんの倍くらい介助者がいて決められた作業をこなしていましたが、自立生活センターの介助者とは全く対極に位置する介助者であり、これが病院というものか、と体にひしひしと感しながらも、とにかくこの“難敵”だらけの牙城(笑)から脱する事が先決でした。

S病院やM病院でのエピソードは数え切れないほどあるのですが、日が経つにつれ“難敵”をうまくこなす事も覚えてきて、やがて病院生活にもピリオドを打つ日がやってきました。

そして6月30日、ついに退院の日になりました。センターのスタッフや兄たちも来てくれています。

ということで今日はこの辺で

続きはまた明日…Santhokaでした

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